競技はキョルギと呼ばれ、世界テコンドー連盟の競技規定により実施されます。
競技場は安全性を考慮したマット場に8m四方の試合場が設けてあり、選手はその中で各階級ごとのラウンド制で試合を行います。
試合時間は、競技大会によっては異なる場合もありますが、原則として2分3ラウンド、でラウンドの合間に1分間の休憩があり、選手は規定の防具(ヘッドギア・胴プロテクター・腕、脛サポーター、ファウルカップ)を装着し、各ラウンドのポイント数及びノックアウトで勝敗を決します。同点の場合は延長戦が行われ、先にポイントを取った方が勝ちとなるサドンデス方式を採用しています。
蹴りは腰から上、パンチはボデイのみの攻撃が許されます。相手の頭部、胴体に蹴りが入った場合にポイントが加算されます。ただし、ノックダウンで10カウント以内に戦意喪失
または継続不可能の場合はKO負けが宣告されます。
主な反則としては、手による顔面への攻撃、腰から下への攻撃、背中への攻撃や、肘、膝による攻撃、相手をつかんだり、投げたりすることは禁止されており減点の対象となります。
また現在、ポイントが入った場合に電波で飛ばし採点盤に得点される、電子防具装着による競技大会も各大会にて実施されています、五輪でも最新電子防具による試合が実施される予定です。電子防具採用の利点は、より明確な判定を推進する意味で重要で、今後の技術躍進に期待がかかります。
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